私は『右脳優先の日・感情優先の日』を意識的に作るようにしている。
これは、行動を選択する時に「やらなければいけない・やるべきだ」で決めるのではなく「やりたいかやりたくないか」で決めていく日。
思考ではなく気持ちで行動を決める。
それを一日意識的に行なっていく。
例を出してみます。
その日は天気がとても良く、快晴で洗濯日和!
布団を干したフッカフカになりそうな日。
以前から晴れた日に来客用の布団を一気に干して、布団袋に収納しようと計画を立てていた。
だけど今朝、「今日は右脳優先の日にする!」と決めたので、頭ではこうしたほうが良いと思っていることではなく、私がやりたい方、心が向く方を選択することにした。
なぜこの日の朝に感情優先の日にしようと決めたのかというと、それまでしばらく予定ぎっしりでバタバタする日が続いて、やらないといけないことに追われていたから。
徐々にストレスが溜まってきていて、「あーこれはそろそろ心と向き合う日を作らないと爆発するなぁ」と感じていたから。
話を戻す。
この快晴の日、心に従うのであれば今日は布団を干したくなかった。
実は右手の腱鞘炎がぶり返してしまってけっこう痛かったからだ。
でもなんとか頑張ろうと思えば頑張れるという感じ。
この時、2つの選択肢があった。
一つ目は思考に従う選択肢。
「こんなに快晴なのは久しぶりだし、まぁなんとかなるだろう。これから先晴れるかわからないし、晴れたとしても予定が入るかもしれない。今を逃すと後悔する」と布団干しを決行するという選択。
もう一つは感情に従う選択肢。
「こんなに綺麗に晴れたから布団干すと気持ちいいだろうな。でも今は腕を早く治すことを優先したい。痛くなって他の家事に支障が出るのも嫌だし、きっとベストタイミングはまたやってくるはず」と布団干しを見送る選択。
そして私は、今日はどれだけ晴れて洗濯日和であろうが布団干し日和であろうが気持ちを優先してあげることを選択することにした。
そしてその後も、今日一日は自分がやりたいことをやっていくだけ。
本当に小さなことで充分。
いつも飲んでいるハーブティーを決める時も「このハーブティーは残り少ないから別のハーブティーにしよう」ではなく、「今はこれが飲みたい」と思うのであれば残り少ないハーブティーの方を選択する。
「今日はあのスーパーはポイント5倍デーだったな。でも今日はなんとなく行きたくないし、今日は家でずっとやりたかった裁縫をしたい」と思えば、ポイント5倍デーであろうがそのスーパーには買い物に行かない。
「行かない」と決めたとしても、時間が経って本当に気が向いたら行く。
要するに、《その時に心が満たされる方》を選択していくのだ。
1番好きなおかずを最後までとっておくのではなく、ます最初に食べるようなイメージ。
そのおかずが1番好きで、それを早く食べたいのだから、素直にその気持ち従って先に食べる。
後先なんて考えない。
後のことを考えたり頭で考えるのではなく、心に従うことを優先する。
こうやって思考ではなく感情で物事を決めていく日、別の言い方をすれば女性性を満たしてあげる日を作ることで、もう1人の自分がものすごく喜んでいるのが感じられてくる。
このもう1人の自分というのは、本心や心の中に住んでいる子供のような自分のこと。
インナーチャイルドと言ってもいいかな。
この地球で生きていくために得た人格。
私はこのもう1人の自分の存在がいつもはっきりと感じられる。
社会的な自分ではない、嘘偽りのない自分。
感情の方をどんどんどんどん満たしてあげることで、穏やかでじんわりとした幸せが心に広がっていくのだ。
何もなくても、
あぁ幸せだなぁ。
満たされてるなぁ。
と心からリラックスして、明るく温かな気持ちでいっぱいになる。
日々積み重なってきていたストレスもじんわりと溶けていき、本来の穏やかな自分へと戻っていくキッカケを作ってくれる。
このようにして感情優先の日を使って、外に向いた意識を自分の心のほうに向けていく。
そうすると自分の心は常に「こっちを向いて!私を見て!」と訴えていたんだということにも気づくことができてくる。
思考だけを使うことにあまりにも慣れてしまっていれば、今日を感情優先の日にしようと思ってもなかなか難しいかもしれない。
私がそうだったから^^;
一見感情優先の選択をしたと思っていても、実は思考で決めていることになかなか気がつけないのだ。
でも心に意識を向ける習慣をつけていくにしたがって、少しずつでも心を優先するコツがわかってきた。
この感情優先をして幸せに満たされるコツは、本気でそう信じて“安心して”行動すること。
やっぱりこうしたほうがよかったかな?と不安を抱きながら、「いやでも今日は心に従うって決めたし!」と思って感情に従う方を選んだとしても、それは不安がベースとなった選択なのでモヤモヤしたり心配になったりする。
でも最初はそれで大丈夫。
何度も繰り返していくうちに、「あれ?頑張らなくても上手く進むものなんだ」と頭と体が覚えてくれるものだから。
そうしたら自然と心から信じて、心を満たす選択をすることができるようになっていった。
そしてこの感情優先の日の嬉しい効果は他にもある。
それは『自分を大好きになれる』こと。
これが大事。
全ての基礎となるものです。
とある感情優先の日にふと気がついた。
こうやって自分を優先してあげてると、自分に対する愛がどんどん湧いてくる!と。
もう好き好きー!っとなっている。
こうなると、他の人は眼中になくなる笑
恋人よりも家族よりも友達よりも誰よりも、自分のことが好きでたまらない!もっと喜ばせてあげたい!という状態。
たとえ恋人ばかりに意識が向いて、どっぷり恋愛中で振り回され気味の人であったとしても、恋人に対する思いの比重が軽くなるので心も軽〜くなる。
自分に軸が戻ってきて人や情報に振り回されにくくなるのは幸せなことだと思う。振り回されるのは辛いから…
自分が自分であることが嬉しい。
自分が自分で幸せ。
これって本当に素晴らしいことで、私にとっては一番大切なこと。
長年、自分大嫌い女だったのでその時と比べたら雲泥の差、天国と地獄。
だからといって、いつもいつも感情に従うのは難しいこともある。
外せない予定がある、この日にやらなければいけないことがある、など自分を優先するのが難しい日だって当然ある。
そういう日は無理に感情優先にはしなくて大丈夫。
無理矢理「よし、感情に従うぞ!」と自分にストレスをかけなくて大丈夫。
自分に負荷を与えないことが大事。
大丈夫そうな日にやっていけばいい。
1時間だけでも。
そうすれば少しずつでも現実が変わってくる。
自分に優しい世界。
自分が喜ぶ世界。
自分が愛される世界に。
実際に、魔法のように私を取り巻く現実が変わっていった。
なぜか人からのサポートが増えたり、欲しかったものが手に入ったり、希望通りの商品が発売されたり、夫が優しくなって夫婦仲が深まったり、行きたかった場所に連れて行ってもらえたり、臨時収入が得られたり。
い。、でもこれが目的なのではな
あくまでも、
- 自分にもっと意識を向けてあげること
- 自分を解放してあげること
- 自分を大好きになること
が目的。
現実が変わるのは副産物的なもの。
だって物が手に入るよりも愛されるよりも、自分が自分を好きでいられることのほうが何百倍も幸せだから。
ストレス溜まってるなぁ、何をやっても満たされないなぁ、なんかイライラするなぁと感じられてきたら、早めの『右脳・感情優先の日』を自分へのご褒美として与えてあげたい。